動物農場 著:ジョージ・オーウェル
人にこき使われている動物さん達がクーデターをおこして、人を追い出し農場を乗っ取るというお話。
知能の高い豚達がみんなをまとめ、最初は1人当たりの食べ物も増え、働き方改革も起こり、皆それに喜んで新しい農場の発展に邁進していく。
しかし段々と権力を持った豚達(3匹)が次第に農場を我が物にしようと、法律を書き換え、動物たちを騙し、権力を奮いはじめる。
人間社会の権力の腐敗を農場に投影する、皮肉がたっぷりと詰まった小説で、読んでいて胸糞悪くなるが大変に面白く、また首筋が冷やりとするそんな小説。
新訳が秀逸なので、ハヤカワepi文庫がオススメである。